2013年 12月 23日
隣りの場所で...ウォールペイント + IKONTAのはてな?
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前の続きです(^.^)
その産業廃棄物処理工場地帯を貫く散歩道の壁には落書きがあり、一層雰囲気を醸し出しているようで。
普通に散歩や、通行人が通るのだけれど...。
こいうのをよく都市部の落書きを防ぐ為、正式に(?)ペインティングしたりする事も多いようですが。
やっぱり、少し場末的な本来の落書きが個人的には好きなんですが。
それは一般的には違法、迷惑千万...(^^;)という事になりますね。
ウォールペイント、またはコンテナペイントなど落書きペイントは気がついたら撮ってますが、
個性的(笑)なのもなかなか見つからない感じですね。元が向こう物だからかな。
私は、絵の方は違った意味で凄いですが...(爆)
Zeiss Opton Tessar 75mm3.5
Kodak EKTAR 100
ナニワカラーキットS
IKONTAのはてな?
私の使っている、この古カメはSuper Semi Ikonta 531(スーパーセミイコンタ531)となってますが、これがいつのどれ?というのがなかなか"はてな?"なのですよ。
ドイツは世界大戦の敗戦国で東西分断の国家でした。それでややこしいことになっているようです。
このカメラは120フィルムを使用して6×4.5cmサイズのコマ撮影で16枚撮れるIKONTA(イコンタ)シリーズの1モデルです。他に6×6版、6×9版等があります。
このカメラの型番として呼称が日本式、ヨーロッパ式、アメリカ式があってまたややこしく!
● 日本式:スーパーセミイコンタV型(年式で改良によって、I、Ia、II、III、IV、Vと末尾に付く)
● ヨーロッパ式:SUPER IKONTA 531(53*最後の数字で0=戦前前期、1=戦前後期、2=戦後)
● アメリカ式:スーパーセミイコンタA(6×6をスーパーイコンタB、6×9をスーパーイコンタC)
という事らしいです。
さらに、レンズが...
東側ではCarl Zeiss Jena Tessar75mm3.5、西側ではZeiss Opton Tessar75mm3.5とまたクセナー75mmF3.5、ノヴァー75mmF3.5付きなどもあるようです。
さらにさらに、シャッターが...
シンクロ・コンパーMX(シンクロ・コンパーX、コンパー等あり)
と、戦後の混乱期に部品の組み合わせに各種有り状態。
一応、自分では戦後モデルのシンクロ・コンパーMX付き、Opton Tessar75mm3.5の
"スーパーセミイコンタV 1953〜54"だと思い込んでおります(笑)
何しろ学生の時訳も分からず頂いた物なので。
裏蓋に531と銘がある。これだと戦前後期型ということになります。
同じく裏蓋には生産工場地の"シュツットガルト"銘が。ここは西側の工場ですので戦後生産という事でしょうか。
レンズは"Zeiss-Opton Tessar 75mm3.5 Tコーティング"なので1953〜54年頃かと。レンズナンバーもそのへんですね。feet表示なので対米輸出用でしょうか。
シャッターは"Synchro-Compur MX"なので1953〜59年の型かな。緑のMX切換えレバーがちょこっと見えますね。
ファインダーのブライトフレームも結構薄くなり見難くなってきました。
はっきりとした正体はわかりませんが(笑)...部品いろいろ合体なのか、はたまたレンズ交換品なのか。
切りがないのでほぼ日本式で"スーパーセミイコンタV"という事で。
ちなみに、"スーパー"がついているのは連動距離計(レンジファインダー)付きということで、
無い物は"イコンタ"です。"セミ"は6×4.5cm版を"セミ版"という事です。
35mmフィルムでいうと、ハーフ版カメラ(オリンパス・ペン)のような感じでしょうか!?
※以上の記述はWeb等からの聞きかじりですので正確性は全く保証出来ません事、よろしく(^。^)
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by nonbino
| 2013-12-23 00:01
| Zeiss Ikon